こんごうせき の とりで
先週、初めて運動部に行きました。
というのも、「運動部に行く」というPEの宿題をこなさなければいけなかったからです。
私が選んだのは、ソフトボール部でした。
他のはイギリスのスポーツが多く、訳が分からなかったからです。私はキャプテン、プレイボールを読んだ身なので野球とほぼ同じであるソフトボールのルールも大体分かりますし、イギリスの部活は「遊び」にほぼ近いので、安心して行けるのでした。
さて、行くとやはり英語でいろいろ聞かれます。私の英語力でちゃんと伝わったかな・・・
「じゃあ、ナナオはショートについて。打順は6番だよ。」
えっ
えっえっえー!?
なにも 無経験の 女子を ショートに おかんでも
と思ったのですが、生まれて初めてグローブをはめ、生まれて初めて守備についたのでした。
不安でいっぱいの1回表。
しかしバッターがことごとく右に流すのであまり自分のところにはきませんでした。
あ、とったりもしますよ、一応、ね・・・
んで、チェンジ。
この回には打順が回ってこなかったので一安心。
ちょっと飛ばして、2回裏。
ついに私に回ってきました。
バットを握ると、心臓が高鳴るのは私だけでしょうか?とにかく持ちなれた重さ、見慣れた長さ(見慣れた、よりは少し長めでしたが)、ひんやりとした手触り・・・
フルートだ!!!
フルートですぶりをしていたなんて言えないのでここで言います。ハイ。
しかし、あがってしまっていた私は
三振。
か、かっこ悪い!!かっこ悪いぞ山麓ナナオ!!
で、さらに飛ばして、
4回裏。
こ、今度こそ・・・!と打席に入り、ボールをよく見て、
ここっ!!!カキッッ
握ってきたバットから振動とそれに伴う快音が伝わってきました。
「Nanao!!run!!!」
バットを放り走り出すと、目の前に見えるのは、
泥だらけだけど、見 え た の は 真っ白でダイヤモンドみたいな塁でした。
そして、慎重に一塁に出塁。
そこから見るバッターボックスはは小さく、狭く、今まで、数秒前まで自分が、あそこにいたなんて考えられなかったのでした。