スプラトゥーンの思い出(ネタバレあり)ヒーローモード
ネタバレ注意!
2周しましたよ、それで・・・
一周目の感想
とにかく面白かった、その一言に尽きました。物語も任天堂らしいダジャレが盛り込んであって笑えましたし、音楽もノリノリで「次のステージの曲はどんな曲かな」と、「リズム天国」感覚で遊べました。タコ達もなかなか手ごわい敵もいてゲームとしての歯ごたえもちゃんとありますよ。
ただ、一周目のラストにはあまり深い気持ちは持たなかったのです。
あ、クリアしちゃった、まだミステリーファイル集めてないや~
なんて気持ちで終わったのです。
ミステリーファイルを集めるために2周目に突入すると、
ヒーローモードの隠れた悲しみにも気付くことが出来たのでした・・・
(ここからかなりネタバレ注意です。)
二周目の感想
ステージ一つクリアする毎に、そのステージのことをじっくりと考えるようになりました。
今まで見ていなかった部分にも目を向けてみました。
全てはミステリーファイルを集めるためだったのですが、タコの世界の顔に初めて、ちゃんと目を向けた、
そんな気分さえしました。
空は大きなモニターを並べて出来ていて
所々剥がれたり、持ち上がっていたり、画面がバグっていたり。
影がはっきりできるほどの太陽は本当は大きな電球で
今まで「足場」として見ていたものは馴染みの深い道路だったり、遊園地だったり、屋内リゾートだったりしていて。
上空や下は洞窟だったり。
それからミステリーファイルを集めて、
「人類は滅んだのか・・・」と思ったのです。
人間やwiiuが化石として発見されて、ジャッジくんはコールドスリープで眠らされていた唯一の哺乳類で、じゃあタコ達の世界の「足場」は?と考えると、
・・・
タコ達が作ったのか、それともタコの国を地下に作る際に・・・
前世界の遺物として発見されたものなのか・・・
とすると、今まで冒険していた場所は、「廃墟」としてのタコと人間の世界なんだな、て。
廃墟としての魅力もかなりあるのです。
砂嵐だらけのテレビ、恐らくタコが継ぎ接ぎで再開発しているであろう廃墟群。
暗く、影だらけの遊園地。
おいてけぼりにされた世界がそこにはありました。ハイカラシティには無い、少しSFじみた秘密の世界。
インクリング達からした「大昔」の世界を一つ一つの洞窟に閉じ込めた廃墟だらけの世界と目を合わせて初めて、「ヒーローモードはSFだったんだ」
そう思ったんですよ。
数時間でクリアできるモードの中に、私の大好きな世界がありました。
何故か懐かしくなるものもありました。
そしてタコワサ戦。なんだかんだでやっと倒した時には涙が溢れていたのでした。
ありがとうミステリーファイル!!ありがとう~!!